貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

炊き込む

11:30起床。年を越してからと言うものの、布団の気持ちよさがグンと伸びあがっている。やはり、2023年末はあまり寒くなかったのだろう。

山盛りの洗濯物を整理して洗濯機のスイッチを入れながら、そろそろ洗濯槽クリーナーがしたいと思った。なにか目に見える効果が得られるものではないが、安心したい。

妻から炊き込みご飯を所望する、との御触れを授かっていたので、昼から仕込む。鶏とあさりどちらを使おうか悩みぬき、鶏にした。決め手はごぼうがあったこと。ごぼうは鶏と合わせるとウマである。白ごはん.comが1時間生米を水につけて吸わせろというので頑張って30分くらい待ったが、各種具材の準備が整ったらもう我慢ならねえ。炊いた。余った鶏もも肉の半身はしょうゆとニンニクでソテーして食べた。1番安くて楽ちんなごちそう、チキンソテー。強火で目を離し気味に仕上げたら皮目がパリっとしてよかった。目玉焼きもつけてやった、1280円の味がした。

私は頭を使わず流されるままで、運よくここまで生きてこられてしまった。そこに強い劣等感を抱いている。今年は「物事をよく考えること」を目標に掲げて生きていこうと決めた。思ったこと、考えたことを随時書きとめる気分が上がるメモ帳でも探しに行こうと思い立ち、お気に入りの服を着こみ、駅前の商業施設を目指して、川沿いの道を歩く。

考えること、考えること。と胸の中で唱えながら脚を交互に前に出す。一人の健脚おじいさんが私を追い抜いて行った。そのおじいさんは私が歩いている舗装された道でなく、土手の斜面をズンズン進んでいく。普段の私なら「ヘンなじいさんだな」で終わりなのだが、今年の私は一味違う。「なんで、斜面を歩いているのだろう。おじいさんの立場になって考えてみよう。」答えは出なかった。想像力が及ばず悔しい。先行きは暗い。

無印に行き、購入検討をしている空気を入れるソファに座る。ネットで見ていたビジュアルの1.2倍くらいのデカさだが、座り心地はグッド。値段もギリ4ケタだが、もう少々様子を見たい。どうせ改良型が出る。全員が背負っているでお馴染み無印のリュック、それのレザーっぽい質感のものが売っていて、少し惹かれたが、ソファと同じ値段がしたのでスッと戻した。無印はいつまでも楽しい。

次いで流れでユニクロへ。眩しいほどに鮮やかな青色のMGS2のTシャツが売っていたので、寝巻を増やしてしまった。それにしても、ユニクロのレジが世界中どこのレジよりも一番すごいと思う。ゴチャっと一気に入れても、セール品も、3点で1000円の靴下も、正しく認識してくれる。導入当時は、フューチャーイズカミング…と思ったものだが、未だユニクロのみの導入だな。レジスター業界も利権が入り組んでいるのだろう。

帰り道も、同じ道を歩いて帰った。道中沢山のランナーとすれ違い、ポヤポヤした休日を過ごした帰り道の私との対比に焦燥感を覚えた。平日仕事終わりに走れる人、心の底から尊敬する。

家に帰り、昼に作っておいた炊き込みご飯を食べる。鶏五目の素に限りなく近い風味がして感動した。インターネットを絶つ日にしようと思い立ち、使っていなかったクリップライトを無理やり枕元に設置し、布団の上で本を読んで過ごした。

布団の上でごろごろしていると寝つきが悪くなるのは気のせいじゃなかったと、実感した。自室にくつろいで読書ができる場所が欲しいと思った。