貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

二日酔い

目覚まし時計の音で目が覚める。7:20。前日自分がどう家にたどり着いて、床に就いたのか記憶が無い。風呂に入ったのかも定かでないが、顎に手を持って行くと髭が短いので、しっかり入ったようだ。やるじゃん。

昨晩私は退職間近の人の家に上がり込み、人のキッチンで手製の豚キムチを振る舞った。そしてドカドカに焼酎を飲み、泥酔し、後片付けもせず一人で家に帰った。残念ながらそこで交わした書くに堪えない会話の記憶は抜けてくれていない。忘れたいのはそちらのほうなのに。自責の念に駆られ、洗面台で鏡を見ながらイーーーッと言った。

なんとなく、まだふわふわする。頭痛や吐き気は襲ってこないが、薄く酩酊している気がする。初の経験であった。それと異様に眠い。喉が渇く。身体が重い。私の臓器がアルコールを必死に分解しようとギュンギュン音を立てて駆動しているのが分かる。こういうことがあると、労わってあげなくちゃと思う。本当にいつもありがとう。

職場近くのコンビニで梅おにぎりとグリーンダカラと森永のラムネを買った。聞きかじった断片的な記憶を寄せ集めて揃えた、二日酔い急速回復セットである。しじみの力も足したかったが、味噌汁をしばく時間的余裕はなかった。

なーんか、具合が悪いな~と思いながら1日過ごす。

家に帰り、妻と話をすると、私は帰宅後ソファに横になった途端、トイレに駆け込んだようだ。最悪の一言である。ラップの芯みたいな男だと言われた。ついこの間、父が酔ってスッ転んで救急搬送された事が頭をよぎる。これは、きっと、私もいつかやるな。

父も私も体質的にアルコールを入れてもあまり顔色が変わらない。ただじわじわと陽気になる一方で、楽しくなってきて調子に乗って胃にスコスコ格納していると、いつの間にか取り返しがつかないくらい酔いが回っているのだ。気を付けよう。本当に気を付けような。人に迷惑をかけないように。気を付けよう。

今日の日記は醜態をさらし、記憶に定着させるために書いた。もうしばらく酒は見たくない。