貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

バス

9:00起床。朝から大粒の雨が降っている。洗濯機を回し、前日夜勤明けに勢いで購入したバイオハザードRE:4をする。ポケモンシリーズも然りだが、私が中学生のころにやっていたゲームのリメイク作品が発売されるような年齢になってきた。嬉しい反面、寂しくもある。

私の中でバイオ4,5,6に関してはまだTSUTAYAの準新作くらいの立ち位置だろ、と思っているもの。アシュリーも日本語をしゃべるようになり、とびきり可愛く、タイツの透け感はえっちになっている、私もアップデートしていかなくては。

無印良品週間が終わりそうなので、いい加減に店舗に行かなくてはと思い、着替えてバスに乗る。すっかり春で、あたたかいと思っていたのでアディダスのシャカシャカ素材のウィンドブレーカーを着て家を出た。これがまあ、私にはまったく格好よく着こなせないのだ。服飾に無頓着なおじさんのそれでしかない。外気は意外に冷たく、周りの人もダウンジャケットを着たりしている。即、帰りたくなってしまった。

ガーデニング用品を突っ込んで隠すためのでけえ頑丈ボックスを買いに行ったのだが、持って帰るのが嫌だったのと、レジの混み具合にぐったりしてしまったので、何も買わずに店を出た。帰ってネットで買うことに決めた。

行きがけに妻に頼まれていた持ち帰りのキムチ豚丼を買いに、吉野家へ入る。テイクアウト用タッチパネルの隅から隅まで見るも、豚丼の姿はどこにもない。いつからレギュラー落ちしたのであろうか。牛丼を買おうものならどやされる未来が見えるので、なにも買わずに吉野家を出、豚丼を求め松屋へ入る。券売機のタッチパネルの隅から隅まで見るも、豚丼の姿はどこにもない。万が一のことも考え、サイドメニューまで見ても、ない。ああ、きっとこの世から豚丼はなくなったのだな。結局、おろしポン酢牛丼とキムチ牛カルビ丼を受け取る。何のために駅前に出てきたのか分からないなと思いながら、帰りのバスに乗り込んだ。

公共交通機関でテイクアウトした食べ物を運ぶのは本当につらい。バスの真ん中にあるドアの前でなるべく小さく縮こまり、ハアハアしながらバスの発車を待つ。

発車時刻を過ぎても動き出さないバス。バスの前方では、運賃を支払わないままバスに乗り込んでいたおばあちゃんに、運転手が困り果てながら詰め寄っていた。どうやら、定期とエコバックを勘違いし何度も定期と言い張りエコバックを見せているようだった。運行に支障が出て、乗客もざわざわしている。次のバスを待っている間に探す、ということで半ば強制的に落ち着き、ステップを1段ずつ降りて出ていくおばあちゃん。車内はほっと安堵したような空気が流れる。日常に戻り視線をスマホ画面に落とす乗客。動き出すバスの中から、雨に打たれリュックをゆっくりとかき回すおばあちゃんの姿を見ながら、私になにかできたであろうかと思った。やさしく声をかけて、一緒に探してあげることが正解だったのだろうか。考えるよりも先に行動できれば、いいのだが。最近読んだ、コンビニ人間に同じようなシーンがあったなと思いだした。

もやもやしたまま帰宅し、妻と牛丼を食べ、夜までゲームをして寝た。バイオRE:4のせいもありそうだが、久しぶりにダークな1日になった。次のお休みは缶ビールを持って花見にでも行きたい。散っていないといいな。