貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

ユニコーンオーバーロード

げ、ゲームが、ゲームが忙しすぎる。

夜な夜な同僚とバンカラ地方の床をカラフルに塗り、グループ通話でおやすみと告げた後、ベッドからむっくり起きて影時間にタルタロスへ潜りシャドウをしばいて回る。ああ、本当に1日が24時間じゃなかったらいいのに。

こんなサイクルで日々を回しているだけでかなりげっそりなのだが、先日ユニコーンオーバーロードの体験版が配信されてしまった。

早くなんとかしないと…エルデンリングDLCとメタファーが控えているのに…

unicorn-overlord.com

タイトルに伸ばし棒が過多。意識したことなかったけど「オーバーロード」の含有量がすごいんだな。

少し触っただけで分かったが、これは危険だ。時間がサックリとろけていく。元来ゲームはパワーとゴリ押しで乗り越えるプレイスタイルを主軸としている私としては、戦況を読み、盤面をちょこっとずつ進んでいくゲームがあんまり得意ではない。どんな敵でも体を鍛え、でっかくてぶっとい大木から削り出した粗悪な棒で脳天をバコンとかち割って笑いたいのだ。

そんな私でものめり込んでしまう魅力がある。

予め定められた行動規定に沿ってオートマチックに行われる戦闘。私は脳みそが筋肉でできているから、おせっかい老兵のチュートリアルを話半分で聞いていた。なあオッサン、こまけえこたあわかんねえけどよ、要は大将首取ってくりゃ文句ねエんだろ??

案の定うまくいかない。仲間達が軒並み冷や汗を垂らして「苦しい戦いになる」と言う。

落ち着いて仲間たちの行動規則(スキル)一つ一つに目を通すと、「アレ…アイツと組み合わせると堅いのでは…」と私の中の知将が、王族の血が、告げてくることがある。誰と組ませるか、カッチリと補うようにピースがハマると気持ちがいい。

加えて戦闘中は部隊のどこに人を配置するか、相性と個が持つ移動速度、敵の情報を確認し、相性のいいユニットをあてがう。まともに突っ込むと勝機のない戦闘で、別部隊をけしかけ、切り抜けた先にあるのは快感である。仲間の鎧の隙間から手を突っ込んで撫でまわしてあげたくなる。グッドボーイ。

私はもう巨大な棍棒などシールを貼って粗大ゴミに出した。みすぼらしい腰みのを脱ぎ、甲冑を着てほっそいレイピアを手にしている。いいか、皆、落ち着いて私の指示に従ってくれ。

それに加え、老若男女問わず美麗なグラフィックで、ヌリヌリ動くキャラクター達。(ウィッチの腰、立ってるだけなのにあんなぐねぐね動く必要ありますか??)

今作で初めてヴァニラウェアのゲームに触れているのだが、こんなに綺麗なんですね。十三騎兵ナントカもやらねばと思いつつずるずる来てしまった。戦闘中は何もボタン入力がいらないこともあり、ジッとキャラクター達の動きに集中する。その度「ン~~、素晴らしいクオリティ~~」とひとり感嘆するのだ。酒が進む。

今公式サイト見てきたら1人と相手と結婚に近しい事も出来るようだ。ムホホ。多分に魅力的なキャラクターがいそうなのでじっくり検討したいところだ。

ところでさ、最初の村で一緒に育った幼馴染の女の子と主人公をくっつけないことってできます???私には…そんなこと…できないよ…。

物語の会話シーンには立ち絵がなくインターフェースが小さい。そのため、基本は声優さんの声に集中する。私はアニメや他ゲームでは当たり前のようにそのキャラクターが喋っているように思うのだが、このゲームに限っては声優っていい声だな~~と思いながら聞いていた。こればかりはいいのだか、わるいのだか、分からない。

公式HPを確認するとわが魂の帰るところ、能登麻美子氏の登場も既に判明しているようだ。しかし、仲間キャラクターの背景が青いところが真っ赤だったので、どうしようもないくらい敵女幹部だ。仲間になっちゃくれんやろうか。

結局、休日丸一日を使ってぶっ続けでプレイしてしまった。

逆にこれあと2週間発売まで待たなくてはいけないの、かなり耐えられないかも。本当に全可処分時間をつぎ込んでしまいそうだ。ペルソナ3リロードを2週間かけて、味がしなくなるまで、味わっておこう。忙しい。