貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

歯科検診

9:00起床。もうかれこれ1週間程、目覚まし時計の電池切れを起こし、挙動がおかしくなっている。電池蓋を外して電池をくるくる回したりして、誤魔化して使っている。大人しくスマホの目覚ましアプリを使えばいいのだが、1度うまく作動しなかったことがあってから怖くなってしまった。それ以来目覚まし専門のマシンに寝起きを一任する形になっている。早いところ電池を買いに行かなくては。

親知らずを抜いてから2週間ほどが経った。予てより行きたかった歯科検診に向かう。

これは揺るがない真実なのだが、歯科衛生士のお姉さんはもれなく美しく見える。コンパクトに後ろで結った髪、頭上から降ってくる優しい声と、シャンプーなのか化粧品なのか知らんが女性の持つ上品ないい香り。わたしはそりゃもう、鼻の穴を広げ、背筋をシャッキリと伸ばし、物わかりのいいカッコイイ患者(カッコイイ患者??)であろうとしてしまう。

口の中に入ってくる歯石除去のための器具を舌でいじらないようにしなくては、と思えば思うほど舌先がそこに吸い込まれていく。これは痛みによる防御反応でも、嫌がらせでもなくて、自動追尾機能がついているだけなのだ。心を無にしてただなすがままになれればいいのだが。精進が足りないようだ。

歯石の除去をしてもらい、一本ずつフロスをかけて、電動歯ブラシで歯まで磨いてもらった。至れり尽くせりである。もし私が何かの拍子で大富豪になって、金の使い方に困った暁には専属の歯科衛生士を雇って毎日一連の手技をしてもらいたいよ。膝枕で。

近所のスーパーで卵と塩昆布を買う。ギター用のカポを買いたかったので、近所のリサイクルショップをはしごするも、全滅。いつでもそこにあった気がしていたが、いざ探すと無いんだよな。

家に帰り、久々にWEB面接を受ける。家に冷房が無いのに長袖のYシャツとオールシーズン対応のジャケットを羽織る。画面に映らない下は素足にパンツで受けた。にもかかわらず汗が止まらなかった。止まらなかったが、これは部屋の暑さによるものなのか、緊張とからまわりする回答からきているものなのか、判別がつかない。自分に自信が無いからか、どうにも全員から見下されているような気がしてしまう。私がこのグループから退出したら即、面接官全員で私の悪口を言って笑いあうんだろ!ばか!と思う。これからすべての面接をパスして、新たなステージに登れるビジョンが浮かばない。そんな今この瞬間ここから消え去ってしまいたい男が、御社で5年後輝いているビジョンなんて持ち合わせている訳がない。一体何のために、何年続けるつもりなのだろうか。分からなくなってきた。苦しい日々は続く。

面接が終わってすぐに、缶のハイボールを開けた。たちまちゴキゲンである。視聴途中であったコワすぎの河童回を見る。納豆ごはんをかきこんで、ハイボールを飲んだ。私はしょっぱい味がすれば、米でも飲めるんだぜ。

案の定晩御飯が食べられないくらいお腹がいっぱいになってしまったので、妻用のごはんを作って、帰りを待った。

風呂と片づけを済ませ、ママタルトの大鶴肥満が頭を洗うだけの動画を見てから寝た。良い動画だった。