貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

転職活動はつづく

AM11時、アラームの音で目が覚める。その刹那、前日に職場の後輩と2人で行った鳥貴族で気色の悪い話をしてしまったことがフラッシュバックする。起きがけからべっこりへこんで布団の中で丸くなる。アルコールは怖い。

コーヒーを淹れ、洗濯機を回し昼過ぎから行うWEBの最終面接に備えた。数多くのWEB面接をこなし(全部落ちているのは言うまでもない)、こなれた私はネクタイを締め、ジャケットを羽織り、ずるずるのズボンのまま口角を上げてその時を待った。

今回の面接、茶髪でパーマで前髪なしのセンター分け、目がぎょろっとして色黒の担当者にボコボコにされた。御社でやりたいことが一つもないことが見抜かれちまい、地獄の時間であった。もう私とこの人の時間が交わることは二度と無いのだから、ガッとストレートのウイスキーでも喉奥にぶち込み、大きな大きな声でお礼を言って退出ボタンを押したい気持ちであった。彼が資料に目を落とすたび、私はカメラに向かって変な顔をした。忙しい中時間を使ってくれている彼は本当に何も悪くないのだが、私のささやかで惨めな精一杯の強がりである。無理に顔を作っていたからか、面接終了後も頬に疲労感が残った。強い自分になりたくて、上半身裸で女王蜂のバイオレンスを流してひとしきり踊ってみたら体が温まった。

あとはもう、その失敗を引きずりながら家から出ずに1日過ごした。妻から面白いと聞いていた「このテープもってないですか?」を見て更に気分が悪くなるなどした。黄緑色のお赤飯と枯れ枝の間から覗く薄明りの皆既月食と凸レンズがそうさせたのだろう。あれがBSで普通の番組の体裁で流れていたの、夢がある。TVerで見られるので是非。

晩御飯に目玉焼きとバジルとパプリカのないガパオライスを作った。もうそれは豚ひき肉のオイスターソース炒めである。タバスコかけて食べたら美味しかった。

ウタマロ石鹸特集のガイアの夜明け時論公論を見て寝た。どちらも自然と面白いと感じるようになっていて、成長というか老化を感じる。ちょっと前までアニメしか見たくなかったのにな。

アンガールズの田中氏がラジオで、情報番組のニュースでコメントする際に時論公論を参考にしていた、という話がずっと頭に残っていたので、私も見た。頭がよくなった気がする。毎日録画予約もしたので、私はこれからどんどん頭がよくなっていく。

悪いな、色黒面接官。逃がした魚は大きいぜ。