貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

GBASP

今日も歯は痛いが、もういい。抗うことも疲れている。もう君はそこでずっと笑っていろ。

昨日は朝からNHK僧帽筋を鍛える体操を放送していた。ボルダリングの選手が出演している。一人で静かに壁と向き合う、あのかっこよさには少し憧れがある。割と近所にボルダリングのジムがあり、いつも気になって見ている。誰か背中を押してくれ。私は背筋がまことに悪いので、まねをしながら着替えた。なかなか気持ちがいい。

出勤後はお題に挑戦してみたり、えっちなことを考えたりして時間をつぶす。
18:00頃退勤、なんとなくまっすぐ帰りたくない気分だったので、ハードオフに寄る。なにかゲームが欲しいのだが、価格と興味のいいバランスのソフトが見当たらない。だらだらうろうろと店内をさまよう。これも私の趣味のようなものだ。ふとジャンクコーナーが目にとまる。電子工作のスキルがあればもっとハードオフが楽しめるんだろうなあなどと思う。

家に帰ると妻が生理で寝込んでいた。具合が悪く早退したそうだ。今月も辛そうである、かわいそうに。不憫なのでクリームシチューをこさえて献上した。手ごろな鶏肉がなく、豚小間肉で作ったのだが案外おいしくできた。にんじんは大きく切りすぎたのか、少し硬かった。

頭の中にハードオフのテーマが流れ続けているので、GBASPの修理動画を見る。500円で買ってきたジャンク品のバッテリーを取り換えると、すぐ直る。良い。外側を開けて基盤にごっそり積もったホコリを綿棒でとる。ああ、気持ちがいい。ネットで調べると1000円ほどでバッテリーは売っているようだ。決めた、これを私もやる。動画に出てきた清掃用の無水エタノールと接点復活材、小さいY字のドライバーをすぐメモった。やるぜ、私もこれをやるのだ。クリアしていないまま実家の引き出しに入っている、ロックマンエグゼ3BLACKを終わらせるのだ。今はこうしてITOKIのオフィスチェアに腰掛けて、真面目な顔で仕事をしているふりをしているけれど、私は今すぐにでもハードオフダッシュしたい気持ちでいっぱいなのだ。堪えろ、沈まれ、高鳴る思い。

やれ液晶を明るく綺麗なものに変更する方法だとか、オリジナルのクリアカラーのケースもあるよとか、本郷奏多youtubeチャンネルとかを見ていたらあっという間に日付をまたいでいた。実際そこまでなにかやりたいソフトがあるかと聞かれると言葉に詰まる。どちらかというと所有欲に近いかもしれない。当時持っていなかったからだろうか、非常に輝かしく感じる。手に入れてやるぜ、GBASP

その後は朝の僧帽筋の運動と筋トレをする。読みかけの本を読んで、翌日職場に持ってくお茶を仕込んで寝た。

昨日は新しいことに目が向いたので書きやすい1日だったな。今日も各人、無事に早期帰宅を目指しましょう。それでは、また。

スポッチャで爆散

2021年の暮れ、26歳、生まれて初めて妻と2人でラウンドワン スポッチャに行った。


私と妻は二人ともド級のインドア人間である。とにかく運動が嫌いである。
その存在は知っていた。CMでゴールデンボンバーがきらきらの笑顔ではしゃぎ倒す様を風景として、眺めていた。コロナ渦、県外へ旅行へ行くこともできず、目標もなくずるずると過ごす日々。なにか普段と違うことがしたくて、無理をしたのだ。正直めちゃくちゃ行きたくないけど行った。妻も乗り気ではなかった。改めて振り返ると、誰が何のために行ったのだろう。

川崎駅に降り立ち、適当な大戸屋でとんかつを喰らい、真っ赤なシャトルバスに搭乗する。乗客は私と妻のみ。荒い運転に胃袋の中を揺さぶられる。それにしても、どうしてどこのどのシャトルバスの運転手も全員運転が荒いのだろうか。十数分のドライブの後、鏡張りの巨大な建物が前方に見えてくる。安くない入場料を支払い、ロッカーに荷物を預け場内へ。

日に焼けた中高生の集団の笑い声と子供の泣き声が轟く、混沌としたフロア。非常に居心地が悪い。端的に言い表すと"陽"の空気が満ち満ちていて、息苦しさすらを感じる。ああ、場違いなところに来てしまったんだなと思う。
妻が見ている手前、そっと帰りたい気持ちをパンツにねじ込み、テンションと声のボリュームのつまみを2段階上げる。CMで見た、牛の形をしたでかい人形にまたがり、ブンブコ振り回される遊具に走って向かう。ヘルメットと防具を身につけた私はそれに必死にしがみつき、粘り強く座り続けた。その間ずっと無言。声が出なかった。私自身にこういう場での楽しみ方が全く身についていないのだ。私こういう時、どんな顔をしたらいいかわからないの。

ダーツもビリヤードも、各々の卓が楽しそうに大きな声ではしゃいでいて、近づくことができない。私はきっと一生触らないまま死んでいくんだな、とこの時思った。彼らも私の目には能天気で楽しそうには映るけれど、期末テストへの不安であるとか、親とのいざこざであるとか。彼らなりの切実な問題を抱えて、今を生きているんだよな、などと思うことにした。

小さなサーキットのような円形のグラウンドを足首までがっちりローラースケートを履き、ぐるぐるとまわる。私以外が。妻は案外器用なもので、私を置き去りにし、ぐるぐるの一部になっている。私は震える足と腰、背中までぶるぶるとふるわせて自立しているのがやっと。脚を上げたら絶対にずっこける。同じような境遇に置かれた女子高生が目の前でずっこけて笑い転げている。そんなもの見せられたら私はもう終わりである。くの字に体を曲げながら、グラウンドのヘリの壁にしがみつく。全身に力をこめすぎて、あらゆる箇所が痛む。もううんざりである。どこでどれを試しても、全くうまくいかない。私はやるせなさとはずかしさと、情けなさに包まれながら壁伝いにグラウンドを出る。妻も気を使って出てきてくれた。とことん迷惑をかける。


こうして振り返ってみても、完全に場違いであったなと感じる。
どれだけ徳を積めばいいかは分からないけれど、この場所で無邪気にはしゃぎまわれるような人生が送ってみたいと思った。あれは陽のパワースポットだな。いつかは私も気の合う友達とだるそうに3on3をやりたい。あと5人集めないといけないが。「男だけで来ても楽しくねーよ」と言いながら缶のスプライトを飲むのだ。

待ってろよ、スポッチャ。

 

今週のお題「何して遊んだ?」

ずっと歯の話

もう、いいよ。疲れたよ。しつこいよ。歯が痛い。
「歯がいてぇ~~~~~」と思っていたら1週間が過ぎていた。毎日のランチ、妻とのデート中のカフェ、食品の買い出し、お土産のミスタードーナッツ。歯磨き。晩酌。すべてが痛い。コメダコーヒーのカツパン、あごがいたすぎてぶっ壊れると思った。グレンラガン最終回の戦闘シーンみたいな顔してたと思う。パンと衣とキャベツと肉をカワハギみたいな口で削って別々に食べたのは初めての経験だった。スマホのライトを口内にあて、ほっぺの肉を歯ブラシで押さえて鏡を見る。よくみるとこれはもう口内炎になっているようだ。左下の腫れあがった歯茎に、食事が来るごとに容赦なく左上の親知らずがダメージを与え続け、自衛のためかなんなのかしらんが、ぷっくりぷくぷく口内炎ができた。そいつがこんなに私を苦しめているようだ。

歯医者に連絡もした、来週口の中を見せに行く。治療開始は半月後。ずいぶんとのんびりしたスケジューリングだな!!!ストレス過多で倒れるぞ!!と思ったがこれに関しては私が歯医者に怯えて連絡を怠っていたのが悪い。場合によっては口腔外科へ紹介になるそうだ。はやく奴を仕留めてくれ。泣きながら野菜ジュースとカップスープと豆腐と茶碗蒸しと蒸しパンを食べる日々。

歯を、歯を使いたい。早くサイゼリアで酒が飲みたい。

フォー

残念だが、今日も歯は痛い。ここ数日同じ話ばかりで誠に恐縮である。でも仕方がないのだ。「歯がいてぇ~~」が中心の生活。何をするにも歯が痛い。非常にストレスである。もう我慢ならなくなってきたので、以前泣く泣くバックれを決め込ませていただいた歯医者に先程電話をかけようとしたところ、休診日であった。ネットで調べる限り、抗生剤を飲み腫れを落ち着かせたのち抜歯ということらしいので、事情を説明し、もう薬だけでも直ちにがぶ飲みさせてくれないかと思った次第。休診日であった。明日だ。明日やるぞ。ほんとにやるぞ。そりゃ怖いさ、怖いけど。もうペンチでもトンカチでも粉砕機でもなんでも使え。私の赤く熱く腫れ上がった歯茎に埋もれたそいつが、健康だろうが蝕まれてようがもう容赦なくいってくれ。奴を、奴を沈めてくれ。俺はもう決めた。やるぞ。来い。来いっ!!!!!!

はい。前置きはこれくらいにして、日記を続けます。

昨日はMCUの今後の上映予定作品を調べながら仕事をさぼる。20:00頃帰宅。妻は仕事で首をいわしたらしく、2時間何もせず突っ伏していたとのこと。平気かよ。飯が無いので物珍しさから業務スーパーで買ったフォーを茹でる。なんとなく、歯にもよさそうだ。鶏むねを削ぎ切りにし、塩コショウで揉みこむ。酒、創味シャンタン、しょうが、にんにくを加えたスープに茹でたフォーを沈める。茹でキャベツと茹でたまごを添え、気持ち程度のナンプラーを加えて完成。イメージだけで作ったにしちゃあうまくできた。歯が痛くなければもっと嬉しかったであろう。あーあ、歯め。

妻とシャワーに入り首を執拗に揉む。平気かよ。週に2回しか使ってはいけない良いトリートメントを風呂場に持ち込むも、使い忘れた。コーヒーを淹れ、ゲームをしようかドラマを見ようか漫画を読もうか考えていたら時間が無くなってきた。いつもこんな感じである。おとなしく筋トレをして読みかけの本を読んで寝た。

早いとこ歯以外のことを考えたい。食事が憂鬱で仕方がない。今日のご飯はやわらかいものだといいな。じゃあ、食べてきます。

腹筋

歯の痛みはまだ引かない。起きてすぐに祈るように口を開けて痛みを確認するも、昨日から変わりはないように思う。早いところ私の口内に平穏が訪れるよう祈るばかりである。

私は2週間にいっぺん、人に腹の肉をつままれる場面がある。詳細は語っても仕方ないので伏せるが、腹部への注射である。昨日つままれた際に「あれ、痩せましたか?」と聞かれた。嬉しくて思わずオッ!!!アッ!!?と大声を上げてしまった。見よう見まねで適当にやっている毎日のプランクが効いてきたのだろうか。
これまでも筋トレを初めてはフェードアウトを繰り返していた。原因ははっきりしている。結果が見えないからだ。ネットでよく見る、洗面台の前でTシャツを胸までまくり上げ、腕をもっこりさせている写真。自分もあれを撮っていけば変化が目に見え、続くか、などと思い立ち、やったこともある。恥ずかしくなってすぐやめた。鏡に映る自分の姿は好きではない。

はじめて客観的な目線で評価をしてもらった感じがして、とてもうれしかった。ここから私のマッチョロードが始まるのかもしれない。私のブログも真っ黒い背景で今日の食事とトレーニングメニューしか書かないブログになってもついてきてほしい。いくぞ!!!

家に帰り、妻が作ってくれた豚肉の炒め物を食べる。なによりも歯が痛い。一点を見つめ、神妙な面持ちで飯を少しずつ口に運ぶ私に対して、美味しくないかと聞いてきた。本当に申し訳ない、違うのだ。歯が痛すぎるのだ。愛する家族のためにも歯を治そう。今一度固く決心する。

洗い物と風呂を済ませ、ハイボールを作る。Disney+で配信中のドラマ ムーンナイトを見始める。2話ほど見進めた。今のところは楽しく見られている。絶好調の筋トレと読みかけの本を読んで寝た。

昨日は別段書きたいこともなかったからかあっさりめになったな。ブログを書き始めて少しでもなにか思ったことを、と気に留めて生活をするようになった。考えることを放棄してぬぼーーーーっと過ごしていただけの自分から少しだけ変わってきた気がする。それじゃあ、そろそろ帰りたくなってきたので、残務処理に戻るとしよう。

歯が痛い

また、歯が痛い。口が開かない、喉も痛い。更新が止まった言い訳を書く前に率直な今の気持ちを聞いてほしくて書いてしまった。

まただ。またここが痛む。

昨日、私の大好物である野菜マシマシSUBWAYのえびアボカドを大口を開けて食べようとしたときにもう決めた。絶対に歯医者に行く。強い意志。私は歯を抜く。絶対的な決意。

シン・ウルトラマンを映画館で鑑賞した後、シャワーを浴びてない長澤まさみの体臭に思いを馳せながら食べるSUBWAY。至福の時間である。にもかかわらず、口が500円玉大程度にしか開かない。ストッパーがかかったように開かない。こんな小さな口ではあの彩りと食感豊かなお野菜達のハーモニーは奏でられない。奏者としての責任を果たすためぐっ、と力を込め唇を持ち上げる。口内左奥から顎にかけて走る稲妻。腫れているのであろう、顎がズレている気がする。負けてたまるかよ。前歯でちぎり取るようにパンとエビと野菜を頬張る。痛みももちろんだが、かみ合わせに違和感があり、ずりずりと奥歯ですりつぶすような荒い咀嚼を繰り返す。嚥下の瞬間、喉の奥に鋭い痛みが。この繰り返し。畜生。苦しい。普段無意識に行っている、一つ一つの動作に全神経を注力しなくてはならないことに疲弊する。ハッピーな食事の時間にも関わらず、早く終わってくれとしか思わない。誰か…誰か私を助けて~~~~!!と思う反面、周りには悟られまいとクールな顔を保ち食事を続ける。決死。激動。どいつもこいつも呑気に飯食いやがって、と理不尽極まりない怒りすら覚える。ヴィランってこういう瞬間に生まれるのだと思う。黒くて大きくてまあるい憎しみに包まれながら痛みを背負い食事をすすめ、プラと燃えるゴミをしっかり分別した後、トレイを戻し店を出たのであった。

今日はこの話だけ書くつもりではなかったのだが、自分の中で今一番ホットな話題だったもので、勢いだけで書き殴ってしまった。
今日は歯が痛いのでもういくよ。じゃあな。

役所へ

昨日は休日であった。昼前にずるずると起床し、寝ている妻を起こす。ずっと後回しにしていた役所手続をするために、妻とバスに乗り役所へ向かう。

乗客のご婦人が持つキャリーケースに、よれよれに折れ曲がったペ・ヨンジュンのパスケースがぶら下がっていて、「あれ、素敵やんな」という話をする。バスを降り、私の好きなタイ料理屋に妻を連れて行く。ここはうまいぞ~~とグイグイ引っ張っていくも、あまりお気に召さなかったようだ。妻はカオマンガイを、私は汁なしタイラーメンと妻が残したカオマンガイを食べる。自分の好きなものを否定された感じが少し機嫌を損ねてしまう、我ながら面倒なヤツである。こういう時にばつっと気持ちが切り替えられる男になりたいものだ、なにか術を見つけなくては。

途中私のうんこが漏れそうになるトラブルに見舞われるも、役所と銀行での用事を無事に済ませ、隣駅へ。電気屋でマッサージ器具を片っ端から試す。マッサージガン、というのだろうか、常軌を逸した振動力に顔が引きつる。恐る恐る肩にあてがうと視界が小刻みに揺れる。酔うわバカたれ。隣のコーナーにあった何故かエレコムが出しているかわいい色合いの腹筋ローラーを買うことを決めるも、すっかり忘れた。PCアクセサリコーナーのすべてのマウスを握り、自宅の小さい冷蔵庫に不満をこぼしながら冷やかして回った。やれやれ、いつ来ても電気屋は最高である。

店を出ると小雨が降っている、我々夫婦は「小雨で傘を使うやつは雑魚」というバカ共通認識を持っているので、傘を差さずにずんずこ歩く。お菓子のディスカウントストアに入る。相手の顔色をうかがって幸せの結晶であるお菓子をお迎えするのが嫌なので、ここでは別会計である。海外のクッキーと角切りのりんごとブランデーが入ったチョコを二箱買った。タイ料理を食べすぎたのか腹が全く減らず、晩御飯のことを何も考えられなかったので、妻が食べたいというサンドイッチの材料を買って帰った。クリームチーズなんて初めて買った。家に帰ってたくさん舐めた。うまい。

妻がサンドイッチを食べるところを見て、一緒に風呂に入り、部屋の掃除をして、ブログを書いた。その後筋トレと柔軟と読書をして寝た。

過ごしている昨日はなにも思わなかったが、こうして書き起こして振り返るといい日になったと思えるので、日記はいいことなのかもしれないな。