貯蔵庫

日記、ぶつける当てのないもやもやを置いておく場所

若おかみは小学生!

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 23歳、はじめて「怒られた」と「転んだ」以外の理由で泣いた。

 全く情けない。おっこはあんなにも頑張っているのに。劣等感でいっぱいになり藤原さくらの唄声が響くイオンシネマ スクリーン6 G15から俺は一片の塵も残さず消えてなくなった。

 飲まずにはいられない。飲んで誤魔化さないとどうになかってしまいそうだ。毎日毎日、何の興味も湧かない仕事を朝から晩まで行う。心中はずっと上司に中指を立て続けている。こいつを殺さないと俺の心に平穏は訪れないと思いながら手を動かす。休みの日にはすることが無く、シコって寝る。俺は先週の金曜日、ドンキで人生初のオナホを買った。

 一方、おっこは小学生なのに若女将だ。小学生に襲い掛かる大きすぎる転機、背負わされた責任。おっこは持ち前の明るさと元気で乗り切っていく。衝撃的すぎる客の登場と、年の離れた友達のカッコよさに俺は涙せざるを得なかった。

 映画の感想をうまく書ける人はすごい。自分の中にある漠然とした大きな気持ちを上手に言語化する術を俺は持ち合わせていない。そういう能力を身に着けたくてはじめたこのブログだが、それも続かなかった。また始めたいな。

 帰りのバスに揺られながら人生を見つめなおす。俺がなりたかったものはなんだ。俺の居場所はこんなところじゃない、そう思いながら毎日毎日過ごしている。なんとなく俯瞰で見て、自分自身のことも他人のことのように見ている。見ている気になって現実から目を背け続けているのだ。現状に甘んじることなく努力を怠らず、真っすぐに生きるピンクのフリフリの姿が眩しすぎて直視ができなかった。彼女たちの倍の年数をズルズル生きている俺はどうだ、なにかを成し遂げたか。一途に努力をしたことがあるか。人の役にたったことがあるか。

 

おっこ…俺……俺…